僕は家出を経験したことがあります。

            

僕は家出を経験したことがあります。
それは中学生のころのことです。
何が原因だったのかはいまだにわからないのですが、僕は同級生にいじめられていました。
上履きを隠されるなどはしょっちゅうで、無視や暴力も受ける毎日に嫌気がさしてしたのです。
僕は学校に行かなくなりました。
家にこもる日が続き、親からは「学校に行きなさい」とうるさく言われました。
それが苦痛でしかたなくなり、ある日、僕は家を飛び出しました。
とはいうものの、行くあてがあるわけではありません。
繁華街のゲームセンターで時間を潰しては、漫画喫茶で寝るという生活を、1週間ほど続けました。
そんなときです。
またいつものようにゲームセンターにいると、1人の警察官に声をかけられました。
「○○君だよね」
僕の名前を知っていました。
そのまま僕は警察署に連れて行かれました。
警察官は、僕が家出をしているということを知っているようで、なぜ家出をしたのか、どうやって今まで暮らしてきたのか、色々と訊かれました。
数時間後、母が警察署にやってきました。
僕の姿を見るなり、涙を流しました。
本当に心配していたようです。
自分の浅はかな行動により、他人を不安にさせたことにはじめて気付かされました。

それ以来、僕は親を不安にさせるようなことはしていません。
自分のことを心配してくれる人がいるだけでもありがたいと思うと、少しだけ前向きになることができました。

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